「対決」(労組委員長)。 | 年俸1,080万円…外資系プリセールスコンサル(34歳)のコメント

「対決」(労組委員長)。

「対決」(高杉良・著)を読んでいた。某大手化学会社で、通産省(現・経済産業省)出身の社長と生え抜き社員が、労組委員長と戦いながら衰退しかけた会社を再建していくという小説だ。

それは非常に懐かしく、勇気づけられるものだった。

私が29歳~31歳の頃に担当していたプロジェクトの、クライアント側のマネージャーが元労組委員長だった。会議での駆け引き、言動、要求、今思い起こせば、やはり労組委員長のそれである。実際に経験してきたことを、文を追うことでひとつひとつ再確認することが出来た。それは非常に有意義なことだ。自分が取ってきた行動の不十分さも認識できたし、ズレていなかったことも確認できた。次に活かすための整理も進められた。「誰でも苦労するものなんだ」という安心感も…。